こんにちは、Uber Eats の配達パートナー売上No.1(2019年、2020年)のじぇいぴーです。
国内シェアNo.1のフードデリバリーサービスである、Uber Eats(ウーバーイーツ)で、新たな報酬体系が5月10日より日本全エリアで導入されました。
今回の新報酬体系は配達パートナーにとってプラス材料となるのでしょうか?
このあたりが非常に気になったので調査しました。ご覧下さい!
この記事は、インターネット上で集めた情報を整理したものです。
間違い等がありましたら、ご指摘いただけると幸いです。
- サンプル数16
- 旧報酬の場合、平均435円 / 件
- 新報酬の場合、平均310円 / 件
- 1件あたりの差、▲125円 / 件、▲29%(その後▲10%程度に改善)
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この記事で分かること
- Uber Eats (ウーバーイーツ)の新報酬体系の導入時期
- 新報酬体系のダイナミックプライシングとはなにか
- 新報酬体系になってなにが変更されたの?
- 公表されている新しい料金体系
- 報酬体系の新旧比較
- 新報酬体系になって何が変更されたの?
- 新報酬体系のメリット
- 新報酬体系のデメリット
- 過去の料金改定
- Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの今後の対策
- 各社の報酬比較
- 配達パートナー(ドライバー)紹介キャンペーン
Uber Eats (ウーバーイーツ)の新報酬体系の導入時期
2021年3月1日:京都市と福岡市
2021年4月12日:神奈川県と那覇市
2021年5月10日:日本全エリア
新報酬体系のダイナミックプライシングとはなにか
Uber Eats(ウーバーイーツ)広報担当者は、「平均報酬額は新体系の導入前と変わりません。」と言っています。
しかし、先行導入地域で「1回の配達が100円台だった」、「距離にかかわらず一律300円だった」などの事例が多数確認されています。
この新報酬体系では、配達にかかる時間、距離、繁忙状況等からUber Eats 側が報酬を決定しており、「報酬基準」や「報酬内訳」が配達パートナー側に提示されないブラックボックスとなっています。
これは、ホテルなどで採用されている『ダイナミックプライシング』(価格変動制)をフードデリバリーに応用することで、AIが効率よく(Uber Eats の)収益最大化を図っているものです。
ビジネスホテルなどで、繁忙期に残客室数が少なくなった時に客室料金が跳ね上がる現象(アパホテルの素泊まり料金が3万円になる等)がありますが、それがダイナミックプライシングです。
これは需要が強い時にホテルが儲かるようにする仕組みで、今はコンピューター(AI)で自動的に調整できるようになっています。
ダイナミックプライシングは、通常、ホテルやUber Eats などの採用企業の利益を最大化する仕組みなので、フードデリバリーの場合は、店舗、配達パートナー、お客様にとっては、良いものなのかどうかは未知数です。
配達パートナーにとっては、配達パートナーが多い時期や時間帯に、配達報酬が安くなるようにプログラミングされている可能性が高く、あまり喜ばしいものではないような気がします。
新報酬体系になってなにが変更されたの?
獲得予定の配送料の事前確認(改善点)
配達リクエストを受ける前に、獲得予定の配送料(Uber Eats サービス手数料を控除した金額)を前もって確認できるようになりました。
配達リクエストを受ける前に、配達によって獲得できる予定の金額を事前に知ることができます。
チップはこれまで通り最終的な配送料に加算されますので、獲得予定の配送料には含まれていません。
詳細情報の事前確認(改善点)
(変更前)
配達リクエストを受ける前:配達に関する詳細な情報を確認することができなかった。
配達リクエストを受けた後:リクエストのキャンセルができた。
(変更後)
以下の情報が、配達リクエストを受ける前に確認できるようになりました。
これにより、配達パートナーは、配達に関する詳細情報を事前に確認した上で、配達リクエストを受けるかどうかを決定することができるようになりました。
- 店舗の場所
- 店舗名
- 配達リクエストを受けた場所から商品を届ける時間までの推定時間・距離
- 商品の受け取り場所と引き渡しの場所
上記変更により、割に合わない配送依頼や、苦手な店舗を避けることができ、またクエストを達成するためにショート案件を好んで狙うことも可能になりました。
公表されている新しい料金体系
新しい料金体系では、配達パートナーがそれぞれの配達に費やす予定の時間と距離(レストランまでの移動を含む)が料金に反映されます。
新しい配送料は以下の要素から成り立ちます。
基本金額
基本金額は、配達で獲得する配送料の基準となる金額です。
次の3要素を基に算出されます。
- 配達に要する見込み時間
- 距離
- 商品の受取場所や届け先が複数あるかどうか
配達調整金額
こちらが、今回の変更の目玉である『ダイナミックプライシング』だと思われます。
以下のような特定の状況において、基本金額に加えて配達調整金額が加算されることがあります。
- 通常の目安よりも交通状況が混雑している場合
- 通常の目安よりも商品受け取り場所での待ち時間が長い場合
- 配達パートナーの数が少なく通常よりも配達需要が高い場合
逆にいえば、雨が降ってても雪が降ってても、配達パートナーが足りていれば配達調整金は加算されないと思われます。
インセンティブ
注文の多い時期・時間帯については、インセンティブが発生します。
こちらについても『ダイナミックプライシング』システムが採用されている可能性が高いです。
Uber Driverアプリに、利用可能なブースト、ピーク料金、クエストのインセンティブが表示されます。
インセンティブをちらつかせて事前に配達パートナーを集め、配達調整金で配達パートナーの離脱を防止するといったことが想定されます。
報酬体系の新旧比較
配送料(報酬)の計算式
新報酬体系
【配送料】
ベース + 配達調整金額 - サービス手数料10% + インセンティブ
基本金額の内訳は、『受取・受渡料金 + 距離料金 + 時間料金』
基本金額は新料金制度では、配達アプリ上(ベース)という名称となりました。
新たに予定時間の報酬が追加されています。
予定時間の報酬については、2021年6月現在、その存在自体が不明です。
旧料金体系①(東京・千葉・埼玉)
【配送料】
基本金額(390円)+距離料金(60円/km)-(サービス手数料10%)
旧料金体系②(地方都市)
【配送料】
基本金額(320円)+距離料金(60円/km)-(サービス手数料10%)
新報酬体系になって何が変更されたの?
ベース
ベースは非公開で、概ね120円から250円ぐらいで変動するようです。
サンプル数16の平均は170円でした。
ベースには、距離料金(3円/km程度)と、時間料金が含まれています。
非公開にすることで配達パートナーからの配送料に関する問い合わせを減らす効果もありそうです。
配達調整金額
新報酬体系では、配達調整金も報酬の重要なパーツとなります。
ベースと近い額(80円~200円)の事例が多いです。
サンプル数16の平均は約140円でした。
調整金額を上げることで、配達パートナーを離脱させない効果や、他のエリアから配達パートナーを呼び込む効果が見込まれます。
配達報酬(ベース+調整金額-サービス手数料)が300円に満たない場合、300円に調整されます。これがUber Eats の新料金体系がスリーコイン(スリコ)などと呼ばれるゆえんです。
概ね3km未満の案件はすべて300円となると考えてもよさそうです。
ブースト(倍率インセンティブ)
ブーストは、基本金額(ベース)にしかかかっていませんので、ブースト1.2倍となっていても実際は1.1倍程度になるのでご注意下さい。
ブーストの面でも報酬がダウンしたことになります。
チップ
上記の報酬とは別に、お客様のお気持ちとしてチップが支払われた場合は、これが報酬に加算されます。
ロングとショート
乗り物の違い、配達パートナーのスキル等をAIが判断し、ロング案件とショート案件を振り分けているように見受けられます。
- サンプル数16
- 旧報酬の場合、平均435円
- 新報酬の場合、平均310円
- 1件あたりの差、▲125円、▲29%
300円はあまりにも安すぎると話題になりましたが、その後配達調整金額が増額されるなどして、7月現在、300円の定額配達は非常に少なくなりました。現時点では旧料金と比較すると概ね90%~100%程度となっています。立ち回りに慣れてくると、旧料金よりも稼げるとの声が多く寄せられています。
新報酬体系のメリット
- 事前に配送料の予測がたつ。
- 事前に業務内容の詳細を把握したうえで受託の可否を選択できる。
- 配達終える際に自宅方面の配達を受けることができる。
- ノウハウや知識が活かされる。
新報酬体系のデメリット
- 報酬の内訳がわからないので、Uber Eats サイドのミスを指摘できない。
- 一か月、一年でどのくらい稼げるものなのか計算ができない。
- 一方的に報酬の引き下げがなされる可能性がある。
- 報酬の内訳がわからないので、他社との比較ができない。
- 短距離案件に配達パートナーが集中する可能性がある。
- 配達のキャンセル者が増えて、店舗やお客様にご迷惑をお掛けする可能性がある。
過去の料金改定
2019年にも大幅な料金改定が行われました。
当時、東京エリアでの料金改定です。
- 受取料金 300円→ 265円
- 受渡料金 170円 →125円
- 距離料金 150円/㎞ →60円/㎞
料金の引き下げの代わりに、手数料が35%から10%へ変更され、インセンティブの引き上げを行い、大幅な減額とならないように調整されました。
過去の改定から、今回の改定でも極端な減額とならないよう調整されるものと推定されます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの今後の対策
2021.5.24現在、旧報酬制度と同等程度の報酬に落ち着いてきたようです。
新体系では配達にかかる時間や距離、繁忙状況などを基にUber Eats 側が報酬を決定し、配達パートナーにはその内訳を示さないため、報酬に不透明感があります。
いつ大幅な減額をされるかわからないので、正直不安は拭えません。
現在、他のフードデリバリープラットフォーマーもエリア拡大を急いでいます。新エリアではオープン記念キャンペーンを行うことも多く、紹介報酬のキャッシュバックも高額なものになっています。
Uber Eats 一社だけでなく、他社のデリバリーサービスと併用することで、状況に応じた動きができるようにしましょう。
各社の報酬比較
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